クリスマス EVE に Lightning で EC を
どうも、田中です。さて、クリスマスイブになりました。今年もあと僅か。
この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2020」の12月24日の記事になります。
今年はコロナで色々な事が変わりました
今年も本当に色んなことがあったなと思います。年始のコロナから始まり、WordPress 関連では WordCamp や WordPress Meetup がリアルの開催は見送られ、オンラインで開催されることになりました。
手前味噌ですが、WooCommerce のアジア初のカンファレンス WooECFes Japan 2020 もオンラインで開催されました。(Vektorさんにはツールスポンサーになっていただきました。ありがとうございました。)
また、一般社会の中では三密を避けるためにもリモートワークが推奨され、DX(デジタルトランスフォーメーション)の絡みも含めて様々なものがオンラインで済ませられるようになりました。ミーティングでは Zoom や Google Meet などが多用され、今まで一部のネット系企業だけが使っていたツールが一般的な会社でも利用されるようになってきました。
飲み会もオンラインでやることが一般社会でも見られるようになったのも、今年の流れかと思います。
そして、今年のEC市場といえば、軒並み売上拡大が目立った年でした。Amazonや楽天はECでは過去最大の売上を一気に更新しました。約2割増が一般的な傾向と言われています。確かに、ロックダウンや外出自粛の関係で店舗に足を運ぶことが敬遠されがちになるとECの需要が増えるのは想像に難くありません。
つい忘れがちですが、オンラインで食事のオーダーをすることもECの一部です。スシローは早い段階でオンラインでの店頭受け取りの発注を出来るようにして、他の回転寿司よりも今年は売上を伸ばすことが出来たりしました。また、ネットスーパーや百貨店もオンラインショップを持っていた所が比較的売上の影響を抑えることが出来たと聞き及んでいます。数年前から話題になっているO2O(オンライントゥーオフライン、オフライントゥーオンライン)が正に実力を発揮した形となります。
コロナ騒動後を予測する意味はない
ただ、このコロナ禍で、コロナが落ち着いたら社会がコロナ前に戻るかというと、個人的な意見ですが、戻らないと思います。
特にリモートワークがハマった会社は、事務所を最小限の規模にしたり、リモートワークをメインにすることで社員の生活における幸せ度が向上しているという話をよく聞きます。もちろん、リモートワークがはまらない仕事も多数あるので、全てとはもちろん言えませんが、ある程度の割合はコロナ騒動が収まってもリモートワークで良いじゃんとなっていくと思います。
同じようにECサイトを利用したお客様の一定数がオンラインで良いじゃんになると思います。ECサイト利用の利便さを知ってしまうとECを利用することを一切止める人はほぼいません。もちろん、数年前から言われているO2Oで実証されてきている、オンラインがどんなに便利でもリアルも必要だという流れからしても、今までリアル(オフライン)メインでやっていた商売も、一部オンラインでの売上を確保する方が良くなってくるのだと思います。というよりも、今の現状を見つめる必要があると思います。
未来予測はそこまで意味がなく、今このコロナ禍で何が出来るのかを考えて、すぐに動く必要があると思います。何故なら、このコロナ騒動がいつまで続くかもわからないし、コロナ以上の問題が発生しないとも分かりません。それであれば、目の前の課題を可及的速やかに対応するのがビジネスの本質になります。コロナ騒動後を期待していたら、遅すぎる可能性は非常に高いです。
Lightning (WooCommerce 準拠テーマ)を使っているなら今から EC を
もし、今会社のサイトでLightning(今回の記事が Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2020に合わせた記事になりますので、Lightningと書かせていただきますが、WooCommerce 準拠テーマという形で読んでもらえると嬉しいです。)を利用されているようでしたら、自社の売上貢献にECシステムの導入が出来ないかを考えるべきだと思います。ECとは色んな事が出来ます。商品を発送するネットショップを作ることも出来ますし、予約販売機能を利用すればオンラインで決済まで完了するテイクアウトのサイトも作れます。ネイルサロンやヘアーサロンの予約受付、そして決済までも実装できます。飲食店の宴会の予約もネット上で決済も含めて完了させることも出来ます。(クレジット決済にて売上を後日確定させる機能があります)
また、世界的な流れでいうと WooCommerce は今年は大幅にB2B(企業間取引)で利用が拡大したと聞いています。それに呼応するように日本の決済会社もB2Bに照準を合わせたサービス(代金回収サービス)を複数の会社が開始し始めています。多分、日本でも来年辺りからこのようなサービスが拡大して、オンラインでB2Bの決済までするような流れが生まれてくると思います。
Lightning は企業サイトなどでも多数利用されていると聞きます。「ECはうちの会社には関係ないや」と思われている方も、今一度ECの活用方法は無いだろうかと考えて見る必要があると思います。意外な方法で取引先にとってメリットのあるやり方というのは見えてくるはずです。特にFAXだけで受注を受けていた会社などはオンライン化(もちろん、FAXを残しつつで)することによって様々な効率化を促すことが出来ます。
個人的な見解で厳しい意見となりますが、このコロナ禍を銀行からの借入などで乗り切ろうとしている会社さんは特に注意が必要です。今までの売上以上の売上をあげないと負債を返済できませんから。そのためには、考えて行動する、新しい考えも取り入れる、過去の成功事例に囚われないなどが非常に大事な要素になります。悲観的になる必要はありません。考えて行動すれば、先は見えてきます。ちょっと、つまずいたりもするかと思いますが、動かないよりも先が見えてくるはずです。
来年もメリークリスマスと言いましょう
ちょっと、暗い話が後半になってしまいましたが、「ピンチはチャンス」という言葉があるように、すべての会社がうまく行かないわけではありません。今を考えて改善している会社は、生き残っていくものです。もしくは、今以上に売上を拡大することも出来るはずです。自ら動き考え、過去の成功は忘れて、前へ進んでいけたらと思います。
サンタさんが娘たちの枕元にプレゼントを置いてもらっていたのを確認して、この記事を書かせてもらいましたが、Lightning ユーザー及び WordPress を利用されている皆さんに何かの気付きになれば幸いです。また、WooCommerce もよろしくです。
メリークリスマス!
あ、そうそう、このサイトも Lightning Pro で動いています。
Vektor の皆さん、1年間ありがとうございました。これからも、よろしくです。