WooCommerce2.6「すばやいシマウマ」リリース
この投稿は以下のWooCommerceの開発ブログを日本語訳したものです。
Say hello to WooCommerce 2.6 “Zipping Zebra”
ここから—
私たちはWooCommerce2.6、コードネーム Zipping Zebra「すばやいシマウマ」を野に放つことが出来て、興奮しています!2.6は4月の後半からβ版を公開して、開発には5ヶ月ほどかけて、1700以上のコミットと25名のコントリビューターによって作られました。
今回のアップデートで2016年のコアの希望リストに掲載されていた、APIと配送方法とマイアカウントページに絞って開発が行われました。
コードネーム Zipping Zebra「すばやいシマウマ」の紹介
配送地域の設定は、商品を発送する先の住所で設定できます。国や州・都道府県、郵便番号などを「地域」と区分けして、それぞれの配送方法を設定することが出来ます。

配送地域の例
今までだったら、一つの配送方法で地域ごとに設定などが出来ませんでしたが、今からは地域ごとに送料の設定が出来、しかも配送方法を複数の地域に当てはめて作成することが出来ます。以前は拡張プラグインが無いと出来なかったことが出来るようになりました。

単一地域内の複数の送料設定
配送地域のより細かな説明についてはこちらに投稿しています。
サード・パーティが作っている配送地域のオプトインがあります。コアのプログラムが配送地域に対応するようになりましたので、サードパーティーもそれに準ずる必要があります。開発者向け情報として、wikiの中に配送APIのドキュメントがあります。もし配送地域をサポートしていない地域がありましたら、今後世界的に広げていきます。
WooThemesのTable Rate ShippingやFlat Rate Box shippingは互換性がありますので、最新版のプラグインにアップデートして使用して頂く必要があります。配送地域は2.6にアップグレードしていく内に移行されていきます。
新しいWooCommerce REST API
WordPress REST APIを基にした新しいWooCommerce REST APIをリリースしました。これは、WooCommerce REST APIはWP REST APIを基本として、同じ基準を満たして、新しいデータポイントや認証法をプラグインで拡張できることを意味します。
新しいAPIは、注文、顧客、商品、クーポン、税、レポート、Webhookをバッチ内で個別にサポートしています。エンドポイントを使えるようになるは2.7の予定です。
もしあなたが開発者だったら、REST APIのドキュメントが新しいAPIに変わっていますので、御確認ください。
前のAPIのバージョン(V1、V2、およびV3)まだコア中に存在し、通常どおり機能し続けます。
APIについてもっと詳しく知りたければこちらをご覧ください。
改善されたアカウントページ
WooCommerceの古いバージョンでは、注文、ダウンロード、保存されたカードなどすべてのデータを一覧表示し、単一のアカウントページを持っていました。これは非常に組織的ではなかったですが、拡張プラグインと一緒に成長できました。
これを修正して、ナビゲートすることができるセクションを持つ新しいエンドポイント/タブベースのアカウントページを構築しました。

Storefrontでのアカウントページ
AJAXカートページ
カートページの動作についてAJAX(配送オプションを、アイテムの数量を更新し、カートのアイテムの削除、クーポンを適用することを更新)を使用します。
その他諸々…
2.5以降調整と小さい変化がたくさんあったので、変更履歴と開発者向けにGitHub上で比較が出来るこちらをご覧ください。
変更のいくつかをハイライト表示:
- 開発者なら新しい決済エンドポイントを利用して、トークンを保存して表示するのを標準的な方法で行えます。詳細はこちらを御覧ください。
- 保留状態でメールを送信する機能を付けました。
- 私たちは、新しい機能を追加する2.6で私たちの階層化ナビゲーションシステム上で働いてきたすべてのレイヤードナビゲーションクエリおよびパフォーマンスの向上をしました。(今あなたが評価することによって製品をフィルタリングすることができます)。
- custom term metaの実装を4.4で導入されたWP Term Metaに移行しました。
- 新しいwc_get_orders()関数はget_posts()から直接呼び込まなくても、注文データのIDや内容を取得できます。
- 各行の商品が出来るように同じ方法の順番に配送方法の機能などのメタデータを格納出来るように追加しました。
2.6へのアップグレード
2.6へアップグレードする人達に注意を喚起します。機能拡張プラグインやテーマが新しいバージョンに対応しているかを確認して、バックアップをしっかり取ってください。
- WordPress4.4以上を実行している必要があります – 私たちは、最小要件にしました。
- WooThemesのtable rate shipping や flat rate boxを利用していた場合は、最新のバージョンにアップデートした後でWooCommerceのアップグレードを行ってください。そうすれば送料データの移行ができます。
- Simplify Commerceを利用していた方は、標準から無くなりましたので、wordpress.orgのサイトからダウンロードして使うようにしてください。
- データのアップグレードプロンプトは、バックグラウンドで更新を実行します。あなたのサイトにアクセスできないか、パスワードが保護された場合に実行するようにcronベースのフォールバックのために遅延が生じることがあります。
2.6でのテンプレートの変更
ほとんどの新しいリリースでは、テンプレートファイルの更新を追加したり、機能を変更するために必要とされています。我々は大規模な変更を加えると、テンプレートのバージョンがインクリメントされます。これらのテンプレートをバンドルテーマは、コアを反映するために、それらを更新する必要があります。
次のテンプレートファイルは、バージョン2.6.0で変更になりました:
- single-product/review.php – 次の新しいテンプレートをサポートするためのフックを追加しました:
- single-product/review-rating.php
- single-product/review-meta.php
- order/order-details.php – 製品が存在する場合のみ注文ノートを取得するために修正しました。
- myaccount/my-account.php –
- myaccount/dashboard.php
- myaccount/downloads.php
- myaccount/view-order.php
- myaccount/payment-methods.php
- myaccount/orders.php
- myaccount/navigation.php
- myaccount/my-downloads.php – 推奨されていません。
- myaccount/my-orders.php – 推奨されていません。
- myaccount/form-add-payment-method.php –タブナビゲーションを追加
- myaccount/form-edit-address.php –タブナビゲーションを追加
- myaccount/form-edit-account.php –タブナビゲーションを追加
2.6をどのようにテストしますか?
2016年4月22日以来、4つのベータバージョンと2つのRCバージョンで開発者が注意しながら作っていきました。また、私たちはブログやTwitterやFacebook等で告知していきました。
Github APIによるとRC1は250ダウンロードされ、β版は1,951回ダウンロードされ、テストされました。内部的にはWooThemes.comでRCテストをしました。WooThemesの拡張プラグインでもテストをし、サードパーティーでも同じようにしました。
テストをしたり、デバッグや翻訳をしていただいた方に、そして使って頂く皆様に感謝します。
ここまで===
と翻訳している最中に2.6.1のバージョンアップが。(T_T)
今回のアップデートは、結構変更がありまして、バグフィックは早いかなと思っていましたが、やっぱり早かったです。
新しいアップデート情報も早めに翻訳しますので、今しばらくお待ち下さい。