ECサイト構築はモール出店が良いのか、独自サイトが良いのか?

ECサイトを構築する方法

以前から永遠のテーマ的に業界では議論されている部分にはなるのですが、ECサイトを新規で作りたいという時に、大型モール(楽天やYahoo!ショッピングなど)に出店した方がいいのか、独自サイトとして、ASPやそれこそWooCommereceなどを使って独自で作ったほうが良いのか?という議論がよくあります。
これは、私の意見としては、商材と現状のマーケティング(顧客層)次第だと思います。
まずは、軽く書きましたが、ECサイトを構築する方法論を簡単にまとめます。

ECサイトを構築する方法は大きく分けて2つあります。

  • 大型モール出店
  • 独自サイト構築

大型モール出店について


これの違いとは何かというと、大型モールに出店するとそのモール自体にすでに多くのお客様が利用していると、見込み顧客の誘導が比較的容易にできます。ただ、あくまで容易なだけで何もしなければやはり見込み顧客はなかなか来店してくれません。利用者数に関して以下のサイトの資料を参考に見てみましょう。
スマホで最も使うECサイトは「Amazon」。次いで「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」
この資料を見るとわかりますが、大型モールと言われる「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」が利用者数として多いことがわかります。これだけの人達が利用しているので、見込み顧客の入り口としては入りやすそうに見えます。ですが、実際はそこまで甘くはありません。比較的容易なだけです。というのも、例えばですが、楽天の出店数と商品数をキャプチャーで取ってみましたので、見てみましょう。

店舗数で約4万5千店舗、商品数で2億5千万個あります。その中の一店舗で販売できる商品数で考えてみれば、顧客にアプローチするのはなかなか難しいのは分かって頂けるかと思います。先の楽天の月間利用者数が3,200万人ということからも考えて、単純計算で月間 3200万(利用者数) ÷ 4万5千(店舗数) = 711名 が平均一店舗利用者数となります。実際の所、この数字は参考程度で利用者を考えるとこんなに簡単には行きません。と言うのは複数の店舗を利用するユーザーが多いことと、逆に人気のない店舗(認知されていない店舗)等の場合は全くアクセスがないというのは現実としてあります。
そもそもが、4万5千店舗や2億5千万商品の中に含まれるわけですから、値段的優位性があれば、比較検索などで優位を保てるでしょうけど、それがない店舗の場合は独自性があったとしても、なかなか店舗や商品を認知してもらうのが難しい部分があります。
また、大型モールには独自性がそれぞれがあります。楽天さんが、ちょっと楽天偏向記述がありますが、上手に説明されているので、以下のページを参考に見てもらえたらと思います。

他社ショッピングサイトとの違い(楽天サイトのコンテンツ)

この分析は大きく間違っていないと思います。ただ、楽天市場に出店して欲しいという意図のある情報ですので、それを勘案しつつ読むのが一番です。
特にYahoo!ショッピングにおいては流通額は4.4倍ですが、先の資料で比較するとユーザー数は2倍程度です。顧客に認知されやすいのはYahoo!ショッピングの方が可能性として高いです。これらを参考に比較すると楽天市場の方が高額商品は売れやすい可能性も感じられます。
また、Amazonとの比較では店舗としてのリピート率は確かに楽天のほうが高いですが、生涯購入回数が少ないもの(一生に一回しかほぼ買わないだろうと思われるもの)の場合はAmazonの方が良いのかもしれません。リピートがほぼ無いわけですから。リピートが1年間に数回想定される商品群をお持ちでしたら楽天のほうが優位と思われますが、数年に一回しか買わないものでしたらその優位性はあまりないということになります。

このようにモールそれぞれにも特性があります。全てのモールに出店できる費用や仕組みを作ることが出来れば、行ってもいいとは思いますが、在庫管理やコンテンツの管理など、複数店舗を一緒に運営するのは難しいものです。まずは、絞って売上を上げて、全部に広げていくというのが一般的な進め方になります。

ちなみに複数のモールや独自サイトで販売するなら在庫管理などでネクストエンジンは非常に良いです。(PR)
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独自サイト構築


そして、モール出店をされた店舗の最終目標は独自サイトになります。モールというのは基本的に価格比較の対象に合います。ということはいつでも、浮気される可能性があるのです。それに対して独自サイトは比較的浮気がされにくいものです。ですので、モールで成功した店舗は独自サイトに触手を伸ばすことがよくあります。
先に書いた通り、囲い込みも一つの理由ですが、販売手数料などがクレジットカードなどの決済手数料だけでほぼ済むというのも利点です。ですが、モールやASPと違って、WooCommerceのようなオープンソースなどを使うとセキュリティーの対応などの運営をしなくてはいけません。

APSシステムによるEC構築

shopifyやカラーミーショップなどのASPシステムで独自サイトを作る利点は保守の簡単さというものがあります。ECサイトですので、必ず個人情報を利用します。個人情報が流出するとお客様からの信用は失墜します。ですので、その辺りをカバーできない場合はASPのシステムを使うのが良いと思います。
ですが、ASPだと自由度がかなり少なくなります。最近は結構デザインが自由に出来るようになりましたが、定期購入や連携販売など出来ないことも意外と多いものです。しかも、コンテンツを沢山作ろうとするとページの連携などが非常に煩雑でサイトを運営しにくい場合があります。
ですので、もし保守の費用などが出せて、コンテンツを沢山作るSEOなどにも強いサイトを作ろうとすると、WooCommerceのようなオープンソースなどを利用する方が良いのです。

オープンソースなどでEC構築

先に書いた通り、コストや手間は掛かりますが、自由度がかなりあるのがオープンソースのECシステムです。
しかも、WooCommerceは世界で29%以上のECサイトで使われているように信頼性も高く、WordPressが本体なので、コンテンツ作成には非常に長けているシステムとなります。

と、最後にWooCommerceは良いよねという形で終わらせましたが(笑)、ECサイト運営者がどういう形で売りたいか次第で、どのシステムを利用すべきかが変わってきます。一概にどこどこが良いとかどこどこのシステムが良いというわけではないことをしっかりと理解した上で、比較し今の自分のビジネスに合ったものを選んで頂ければと思います。この記事がその参考になれば嬉しいです。

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